住んでいただいてありがとうございます

東京のマンションの賃貸借契約書が送られてきた。小さい部屋なので大した賃料ではないが、それでも地方移住者にとってこの不労所得の存在は大きい。テナントさん、ありがとうございます。こちらでは、毎月の給与収入が東京時代の3分の1でも生活費は3分の1というわけにはいかない。たしかに家賃は東京の相場の半分程度だし(これでも震災後は復興需要で値上がりしたという)、産直の野菜もスーパーの惣菜も、東京のデパ地下より格段に安い。のではあるが、プロパンガスは都市ガスより高いし、なにより東京では必要なかった車の維持費がかかる。保険、車検はもちろん、毎年「冬タイヤ」というものに履き替えるなんて知らなんだ。

ちなみに福島県中通り、浜通りの不動産は需給がかなりひっ迫しているようだ。浜通りの復興最前線、いわきや南相馬はもちろん、新幹線がとまる郡山、福島も物件が少ないと聞く。イナカでは、空き家が増えているのに貸したがらないとはよく聞く話。好きなようにリフォームしてもいいから、という古い物件はありそうだが、そういうところはたいてい、かなり状態が悪い。DIYとかで時間をかけてリフォームするプロセスを楽しめる人ならいいが、私はその時間をお金で買いたい。私の一軒家購入プロジェクトはリフォーム済み中古物件狙いなのであるが、そうなるとますます少ない。気長に探そう。

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移動型移住もいいじゃない

昨日の午後は、東京で久しぶりでMさんと会った。Mさんは前々職で短期間ご一緒しただけだが、なんだかご縁があって、バリ島やスリランカにも一緒に旅行したことがある。実は彼女、「50歳からの単身地方移住」の大先輩である。数年前に長崎に移住して、私も2回ほど遊びにいったが、ここ1年ほどなんとなく音信不通になっていた。それがひょんなことでメールをもらって、東京で会えることに。二人ともこの間の変化は大きく、お互いの近況をキャッチアップするのに3時間ではぜんぜん足りない。エネルギーとバイタリティあふれるMさんは、自他ともに認めるノマドタイプ。九州に越してからも、少なくとも3回は住所が変わっている(笑)。移住者を増やしたい地方自治体は、「移住=定住」という前提でしか考えないが、数年単位でぐるぐる地域間を移動するような「移動型移住者」だって、取り込むメリットは十分あるのではないか?

今日参加した「新しい東北フォーラム in 仙台」で元右腕(※)仲間のE君と会って、シニア(40代以上でシニアか?まあいいや)の転職移住を官が経済的にサポートするというプロジェクトが始まったことを知った。まだちゃんと資料を読んでないが、定住よりはもっと気軽で、お試し移住よりは落ち着いた「移動型移住」を(も)バックアップしてくれる制度ならいいなと思う。私とて、Mさんほどノマディックではないが、移動の欲求は常にある。そういう人は多いはず。

(※)右腕派遣プログラム:NPO法人ETICが展開している被災地への人材派遣プログラム。筆者はもともとこれで福島へやってきました。

なんでこうなるの

内閣改造で岩城光英さんが法相に、というニュースが県内でものすごく大きく報道されている。なんだこの扱いは?と思ったら岩城さんは福島県いわき市出身、自民党県連の会長さんなんだ。県民の声を国政にという期待の大きさが、紙面からあふれている。それだけ中央と地方の(正すべきものとしての)格差があるという現実なんだろう。久しぶりのカルチャーショックだ。

この夏は、たまたま海外からの視察グループの来町が重なった時期があった。その中の一人、カーネギー・カウンシルのI先生が訪問記を書く予定なのは知っていたが、8月末にNew York Book of Reviewにネット掲載されていたのを、今日発見した。全体としては、原発反対派にありがちな煽るようなトーンでは全くなく、さすがに良心的な態度で書かれていたと思う。しかし、職員からは結構ていねいに説明を受けていたはずなのだが、数字レベルでかなり大々的に間違っているところがある。なんでこうなるんでしょうね。一見信頼のおける媒体の、信頼のおける著者が書いたものでも、決して全部鵜呑みにしてはいけないということです。

平日夜飲み

昨晩は職場の仕事仲間を誘って居酒屋に行った。平日夜、職場の人とサシで、というのは私としてはかなり珍しい。いつの頃からか、周りで「優秀だなあ」という人はほとんどが年下になってきた。その仕事仲間も10歳下だが、お互い理屈っぽさではいい勝負であるw そんなネタで盛り上がり、久しぶりに12時近くまで飲んで(私はウーロン茶)、店を出て見上げた空が満点の星。東京と比べて、空気はやっぱりきれいです。

で、今朝は30分寝坊して、ヨガはパス。いちおう、毎朝20-30分はなんとかマットの上に立つことにしている。もともと福島生活は1年の予定だったので、持ってきたマットとラグは捨ててもいいやという使い古しだったのを、今回、自宅用6mmマットとお気に入りのしっかりしたラグを持ってきてお取替え。まあそれで別に練習の中身が変わるわけじゃないんだけど、やはり若干気分が違うような。今の時期、ちょうど朝日が入ってきて太陽礼拝が気持ちいい。のであるが、今日は睡眠を優先。Disciplineはどこへいった~

天然の栗は小さいのだ

昨夜は寒かった。6度だったそうだ。が、昼間は暖かかったので、いつもの道を散歩中、ハッチしたての栗をたくさん発見。人生初の「栗拾い」というものをする。さっそくゆで方を調べた。昨夜から半日浸水してクロッククッカーで一晩ゆで、そのまま夕方まで冷まして、とけっこう時間がかかる。さて今日の夕飯の楽しみに、と皮をむこうとしてみたが… 天然の栗というのは小さい。大きいのでも直径2cmあるかないか。包丁で半分に切って皮をむくといっても、小さすぎてむけない。なんとかティースプーンですくって食べるとたしかに栗の味はする。が、疲れる。作業量のわりに可食部が少なすぎ。結局半分食べて残りはあきらめた。栗に限らないが、売ってる果実は往々にして「不自然」なサイズなのだと改めて思う。

ちなみに、この辺の栗の中には放射性物質の基準値(100Bq/kg)超えが出ているみたいだ。昨年も道端で拾った柿で干し柿づくりに挑戦するといったら、「干すと放射性物質が凝縮されるんですよ」と忠告された。でも、野生の柿でも栗でも食べる重量といったらわずかだ(1キロも食べたら別の理由で身体を壊す)。私にとっては、初めてのことへの好奇心のほうが勝る。