ここで止まっちゃう

先週初めの寒波で、福島市街はまたもや20センチくらい積雪した。今年はもう雪はたくさんだ。が、さすがにもう3月。今回の雪はすぐにとけ、1週間後には日陰を残してほとんど消えた。この辺は中途半端な「雪国」のため、植木に雪囲いなどしていないのだが、街路樹のツツジは何回も分厚い雪の下に埋もれながらしっかり芽を出している。頼もしい。

このツツジの脇で、とけ残った雪の上にマスクが落ちていた。最近よく見かける道路ゴミである。思い起こせば2年前の今ごろ、どこを探してもマスク売ってなかったよねぇ。100円ショップの靴紐とハンカチで急場しのぎのマスクを作ったっけねぇ。モノの価値というのはこうも激変するのだねぇ。

オミクロン騒ぎも、今般のウクライナ問題でそれどころじゃない感じになってきた。北京パラリンピック後の台湾有事だってまったくあり得ない話じゃないだろう。

そんななかで東北の太平洋沿岸地域はもうすぐ、11回目の「あの日」を迎える。

昨年はコロナ禍中でも10周年ということでそれなりに報道はあったと思う。10年という節目で出版されたフクシマ本もけっこうある。でも今年はほんとに静かなアニバーサリーになるのだろう。それはそれで自然なことで、べつにケシカランとは思わない。

ただ、個人的には、今のタイミングでもう一度、私なりに311と向き合ってみたい、という気になっている。なんて言うと大げさだが、あらためて人の話を聞いたり、本を読んだり、しようと思っているところだ。その結果をどういう形でアウトプットできるか、できないか、それはまた別の話だけれど。(言い訳)

そんなこともこんなことも、すべては平和な日常のおかげ。当たり前と思っている日常、当たり前と思っている価値感。それがいかに脆いものか、あのときも、いまも、教わっている気がする。教わって、そしてどうするかが問題なのだけれど。(っていつもここで止まっちゃう。先に行く気はあるのか、ワタシ?)

地元の個人店応援してます

取材以外は家にこもって仕事が基本のフリーライター稼業。そのうえ福島にも再びマンボー適用で、夜の会食はおろか、昼間の一人ランチや一人お茶すらなんとなく気が引ける雰囲気である。なので、ふだんの外出は散歩がてらの日用品や食料品の買い物だけだ。

それでもたまには気分転換で外食したくなるのは人のサガ。こんな状況でがんばっている飲食店、特に大手チェーンではなく個人でやってる小さな店を応援したくて、週に一度くらいはそういうところを探してさっくり訪問したりする。

先日は、前から気になっていた近所の店に入ってみた。路面ではなく狭い階段を上っていくというだけで若干ハードルがあがるが、ネットで見たプレートランチの写真がおいしそうで、意を決してトライ。結果は大正解だった。

▲てっぺんにはかわいいサモサ

この辺ではあまりお目にかかれないエスニックな手作り総菜がたっぷり。スリランカ風ありトンガ風ありアフリカ(のどこだか忘れた)風あり、それをミールスっぽく混ぜ混ぜしていただく。

オーナーさんに聞くと、この店は5年前にバーレストランとして開業したそう。たしかにカウンターにはいろんなお酒のボトルが並んでいる(その光景自体がなぜかひどく懐かしい)。本来ランチ営業はオマケだったというが、考えたら5年のうち2年がコロナである。もともと小さな店なのにさらに席数を減らし、またもやマンボーで時短&アルコール提供自粛。他人事ながら涙が出そうになってしまう。てか、こんな手のかかったおいしいランチ(実はその場でベジ仕様にも対応してもらった)、これにコーヒーもつけて千円ぽっきりじゃ安すぎるでしょ!

もし他のお客さんがいなかったなら、おそらく私は「東京なら倍はとりますよ、私にとってはそのくらいの価値があります」とか言って札を2枚置いていったと思う。コロナが落ち着いたら、この居心地よさそうなカウンターで早く一杯やりたいものだ。

▲こちらは福島駅ビル内のスーパーで売ってる「はらこ飯」。これで680円という抜群のコスパで隠れ人気商品だったが、いつの間にか980円になってた。改定価格の方がたぶん、正しい。

他にも、コロナ以降に近所で若いオーナーが開業した個人店をいくつか知っている。先月紹介した花屋さんもそうだし、大手チェーンから独立したマッサージ屋さん、コンセプトのしっかりしたスープカフェにお茶カフェ。一方、昭和の時代からやってそうな喫茶店や時計店、セレクトショップなんかも頑張っている。私一人の消費などたかが知れてはいるが、同じモノ・サービスを買うならなるべくそういうところを利用したいものだ。

などと思いながら数日前、いちおう福島駅周辺で一番の繁華街であるはずの通りを歩いてみたら、ほんの十数メートルの間に「テナント募集中」の張り紙を3軒見つけた。原因はコロナだけではないんだろうが…… とりあえず早くコロナ終わってくださいmm

便利な世の中

20年近く愛用してきたCDプレーヤーが壊れた。正確にはCD/DVD/MDプレーヤー・チューナーアンプだけど、もっぱらCDとDVDの視聴のみで使用していたもの。それが、しばらく前からボリュームの調節がおかしくなったり、ディスクを読み込まなくなったりしていた。そのたびに電源をオンオフしたり、プラグを抜き差ししたりして、だましだましなんとかなっていたのが、このところ全然ダメ。ついに世代交代と決心した。ついでに、同じく20年選手だったテレビもお取替えを検討。こちらはリモコンが壊れて久しい。地デジ化の際にも買い替えず、デジタルチューナーに接続して現役続行してきたけど、さすがにそろそろ引退願おうか。

ということで、最寄りの家電量販店へ。

平日昼間の地方の家電量販店は(この写真ほどではないが)気持ちいいくらい空いている(笑)。30分ほどで新しいテレビとCD/DVDプレーヤーをゲットして帰宅した。CDを聴くときもテレビのスピーカーを通すことにしたので、配線はテレビとプレーヤーをつなぐだけ、と超簡単。以前はスピーカーとアンプをつなぎ、アンプとデジタルチューナーをつなぎ、チューナーとテレビをつなぎ、とやっていたので、ケーブル類が大変なことになっていたのである。それがこのたび、見た目も気分も超すっきりした。

で、不要となったアンプ、スピーカー、テレビ、デジタルチューナーをどうしよう? アンプはともかく他の機器は壊れて使えないというわけではない。お金を払って処分するのもなー。重たい思いをして買取店に持ち込んでも二束三文だしなー。

そこで以前友人のSNS投稿で知ったサイトの、不要品「売ります・あげます」コーナーに格安もしくは無料で掲載したところ、大正解。要修理のアンプも含め、すぐに欲しいという人が現われ、数日ですべて引き取られていった。人口28万人の福島市でもちゃんとこういう市場は成立するのねー。それにしても便利な世の中になったものだ。

それでいい気になって、少々押入れの整理を。しまいこんであった照明器具と小型暖房器具、自転車用品、美容家電は出したその日に即決。一方、洋服3点は1週間経っても問合せはゼロだった。なるほど、面白いものである。それなら、と洋服類は買取ショップへ持ち込んでこちらもすっきり。

面白いからまだ何か出したいと思ったが、もともとモノはため込まない性格なので、今のところ我が家にはもうこれ以上出せるものがない。実家にある大量のモノを大放出して「売ります・あげます」大会をやったら面白いだろうと思うのだが、引き取り手は即決したとしても実際に渡すまでには数日かかるから、いつもの2泊3日程度の帰省ではちょっと時間が足りない。まあそのうちそんなこともできる日が来るだろう。

ということで、ここ数週間の断捨離レポートでした。

上の写真:福島市街から山の方へ20分ほど走ったところにあるあづま運動公園。まだまだ雪が残っている。

下の写真:すっきりついでにパソコン台を新調しに行った帰り、食したイチゴづくしコース@フルーツピークス。まだまだ寒いが暦は立春。日本人がイチゴ好きなのは、この時期、気分だけでも春の訪れを感じたいということかな。