偉そうですいません

私は文章を書くとき、特段の理由がなければ常体(だ・である)を使う。敬体(ですます)よりコンパクトだし、なにより形容詞で文章を終わらせられるのが便利で、語尾のバリエーションがつけやすい。たとえば、この文章を敬体で書くと、

「なにより形容詞で文章を終わらせられるのが便利で、語尾のバリエーションがつけやすい(の)です。」

となる。「つけやすい」で終われないので「です」や「のです」を付けるが、これが続くとなんとなく稚拙でカッタルイ文章になりがちだ(と私は思う)。

そんなある日の夕餉

でも、最近の若い人たちが発信している「読まれるブログの書き方」的な指南をいくつか読むと、「だ・である」よりも「です・ます」のほうがベターだと書いてある。なぜなら、「だ・である」は断定する言い方で偉そうに聞こえるから、だそうだ。

え? じゃ「吾輩は猫である」は断定で、「吾輩は猫です」は断定じゃないのか? いつから日本語はそういうことになったのだろう。

先般も、一問一答形式のインタビュー記事でイントロの地の文からすべて常体で書いたところ、インタビュー相手の方から、「自分の発言部分はですます体に変えてほしい」と依頼を受けた。理由は「上から目線に感じるから」。

もちろん敬体のほうが柔らかい印象になることはたしかで、文章の目的・内容によってそのほうがベターだと思えばそうするが、伝えている事実は変わらない。そのインタビューの場合、発言内容が大いなる自信と熱量を感じるものだったので、むしろ常体のほうがニュアンスまで伝わると思ったのだが、感じ方は人それぞれなのだなと、あらためて思った。

このブログも「偉そう」に聞こえてたら申し訳ないけど、それも含めてワタシなのでご容赦を。日本語って難しいネ。

偉そうですいません” への2件のフィードバック

  1. 確かに日本語は難しいですね。ブログなんてのは、そもそも自分の意見を述べる場所であるから、「こうだ」「ああだ」という表現であったとしても(自分はそう思ってます)というのが常識的に付け加わっていますよね。自分自身はクセでですます調で文章を書くことが多いですが、確かに冗長になりやすい気がします。

    いいね: 1人

    1. コメントありがとうございます^^ 仕事で書く文章はまずは目的ありきですが、好きで書いているブログは書いている本人がいちばんしっくりくる文体が一番ですよね。

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