「福島は雪降ってる?」と聞かれたとき、「福島のどこ?」と聞き返さねばならないのはこういう理由による。以下はどちらも1月29日の天気予報。会津地方(山)と浜通り地方(海)ではこれだけ違う。といってもこれほど見事に分かれた天気予報は初めて見たので記念撮影。
そして、私の住む中通り地方ではこんな感じ。↓ まさに中間でしょ(笑)

ちなみに、天気予報の後に流れるのが「今日の各地の放射線量」である。画面回りが違うのは、こちらは車内のため。
これは2月2日のもので、最近の放射線量はだいたいこんなところだ。数字は数字であってそれ以上でも以下でもない。これらの数字をどう読むかは各人の勉強次第。そろそろ「あれから10年」特集が目白押しだが、10というのもただの数字だ。当たり前だが10周年を境に現地の暮らしが何ひとつ変わるわけではない。
とはいえ、自分自身を振り返る意味はあるかもしれぬ。
あの震災と原発事故で自分はどう変わったのか。自分はこの10年間、福島まで来て何を考えてきたのか。いや、おそらく何も変わっていないし何も考えてこなかったのだけど、それならそれで何故なのか。言葉にしておいたほうがよさそうな気がしている今日この頃。