「開いててよかった」

コンビニの24時間営業見直しが話題になっているが、私の身近には数年前からずっと”時短営業”してるコンビニがある。

2014年夏、(原発事故のため)まだ全町に避難指示が出ていた浪江町で小売店の再開第一号としてローソンが開店した。私が浪江町役場に入職して1年目のことだったからよく覚えている。

避難指示とは、日中の立ち入りはOKでも寝泊まりはできないということ。除染や復旧作業などで町で働く人々も、夕刻には町外に出なければならなかった。そのローソンも当初たしか午後4時くらいで閉店してたと思う。それでも昼間町内で飲み物食べ物が買える!というのは素晴らしく有り難いことであった。

私の勤務先は役場の(避難先の)二本松事務所だったので、別に普段の生活に不自由があったわけではない。が、たまに仕事で浪江町へ行ったとき、ローソンが再開する前は、小腹が空いても絆創膏を買いたくてもお金を下ろしたくてもガマンしなければならないという経験をした。ローソン再開後も、うっかり閉店時間に間に合わないと同じことだった。

浪江町はその後一部で避難指示が解除され、人が住めるようになっている。店も少しずつ増えてきた。現在の居住人口は1000人足らずのようだ。が、2店に増えたコンビニは現在でも夜8時に閉まる。

不便だろうか?おそらく。

でも個人的には、あのとき「ガマン」という経験をさせてもらったことを有り難く思う。

欲しいものが欲しいときに手に入らなければ、あるもので済ませる。手に入るときまで待つ。幸いなことに私はそれで飢え死にする状況にはない。

「開いててよかった」の意味を心底理解できたことに感謝。

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