山菜の季節だ。果樹農家の手伝いの日は畑の近所の蕎麦屋でお昼を食べるのだが、一昨日は「一日限定15食タラの芽の天ぷら」という看板が出てたので、ざると一緒に迷わず注文。そしたらこんなにデカいのが出てきて驚いた。↓
食べ切れないので半分はティッシュに包んで持ち帰り、夕飯のビールのお供になった。
山菜は天ぷらがいちばん好きかもしれない。昔は家で揚げ物をしていたこともあるが、おひとりさまは油の処理に難儀してほどなくギブアップ。いずれにせよ、天ぷらはたっぷりの油でプロが揚げたやつの方が絶対おいしいと思う。
そういえば、二本松に住んでいた頃は、近所を散歩中にフキノトウを摘んでフキ味噌なんか作ったこともあったっけ。でも新幹線駅近の現居住地ではさすがにそういう楽しみはお預けだ。
2週間ほど季節が前倒しの今年は、産直に山菜が出回るのも例年より少し早いようで、今日買い出しに行ったら既にウドだのウルイだのが棚の一角を占領していた。
この時期の果樹農家さんはただでさえ摘花と授粉で忙しいのだが、今年は桃とサクランボとリンゴといっぺんに花が咲いてしまって大変である。
でもお気楽なアルバイトの身としては、この景色(↑)を眺めながらの作業はまさに役得。なんだかもう吾妻連峰が見えない場所や、特大タラの芽が食べられない場所では暮らせないような、そんな気になる福島の春なのだった。
追記:最初、「福島は木の芽時がいい」というタイトルにしたのだが、「木の芽時」の定義を1カ月ほど間違えていたことが判明し、翌日訂正。あ~恥ずかし~ f^^;