エンゲル係数の美容費版があるとしたら、私の場合は限りなくゼロに近い。けれども、髪の毛が伸びるのだけは止められないので、3ヶ月に1度は美容院に行かなければならない。
2年前に福島に来たあとも、髪を切るのは東京に帰ったとき、自宅から徒歩30秒の店に行っていた。そこの美容師さん(私と同年代)は、最低限の希望だけ伝えるとあとは「わかりましたー」と勝手にチョキチョキやってくれるタイプ。店内も美容院というよりパーマ屋の趣で、ほとんどネマキ姿で行っても気にしないでいられるのがよかった。
でもそろそろ福島で美容院デビューしようかと思いたち、先日ジモティ女子友Sさんにお店の紹介を頼んだ。で、連れて行ってもらったお店は、一見おしゃれな雑貨屋さんかと思うような造り。担当のかわいい美容師さんは、イマドキのスタイルなのだろう、こと細かく希望を聞いてプロセスごとに丁寧に髪主の意向を確認してくれる。それが別に鬱陶しいというわけではないのだが、慣れてないオバサンは途中で思わず、「大丈夫、失敗してもすぐまた伸びるから」と口走ってしまった。「それ、久しぶりに言われました」とニッコリ笑って受け流してくれた彼女は、若いけど腕はたしかなプロでした。
そして、これもイマドキの美容院なのか、ドリンクサービスのメニューがカフェ並みに充実している。ソイラテを選んだらラテアートまで施してあり、感心した次第。そして料金は東京の「パーマ屋」さんより1割ほどお安い(その日は初回割引でますますリーズナブル)。いいね!
ちなみに、私の美容コストは限りなくゼロと書いたが、温泉の入湯料を美容費に含めると若干上がる。写真は、週に一度はお世話になっている岳温泉の公衆浴場。アツアツのお湯はもちろん源泉かけ流しだ。珍しい酸性泉で、化粧水よりきめが細かいんだとか。トロトロよりはサラサラ系でさっぱりする。1回350円で、こちらも東京の銭湯460円より大幅に安い。そんなすてきなお風呂が家から車で15分。だから福島暮らしはやめられなーい (^^)/