おひとりさまの家さがし(2)

DSC_1585「蔵のまち」といえば、福島では喜多方が有名だが、実は蔵のあるお宅自体はここ二本松あたりでも大して珍しくない(写真はご近所散歩中に撮影)。ただしそのメンテナンス状態はピンキリで、大きなものだと改造していわゆる蔵カフェになってるところもあるし、住居や倉庫として現役で活躍してそうなものから、完全に敷地内廃墟状態のものまでさまざまだ。が、いずれにしても先祖代々の土地だということはよくわかる。

東京からUターンしたジモティ君に聞いたところによると、イナカの常識として、男子たるもの、受け継いだ土地に建物をひとつ増やして一人前なんだそうだ。一代目で母屋、二代目で離れ、三代目でお蔵。四代目は何を建てるのか知らないが、なにしろ相当広い敷地でなければならない。

さて、私の家探しは、せっかく地方に来たのだから都心では絶対買えない一軒家、が第一希望である。ただし、おひとりさまにとって蔵が建つような広い土地は維持管理が大変だ。余計な税金も払いたくないので、せいぜい敷地は120平米、延床は80平米くらいでよいのだが、そんな「極小物件」を見つけるのは至難の業だということが、だんだんわかってきた。東京都心では、大きなお屋敷が相続された跡地にペンシル3階建てが無理やり6棟くらい建つが、こちらでは分割したとしても一筆が150平米を下回るようなことは、まずないらしい。

まあ、土地が余れば小さな畑でもやるとして、手ごろなサイズのお家が出てくるのを気長に待つ気はあるのだが、新築も中古も、そもそも市場に出てくる物件数が(当たり前だが)東京より断然少ない。ということは数をたくさん見ることができない。

そこで、慣れない一軒家よりまずは経験のあるマンションでローカル相場を勉強することにして、先週末は久々にマンション見学に行ってきた。1つは中古、1つは新築。それぞれの営業マンに聞いた福島県中通り(福島市・郡山市)のマンション事情を、自分の記録がてら書いてみる。(次回につづく)

おひとりさまの家さがし(1)

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